前モデルで評価の高かったGoogle Pixel 6 Proの後継機として発売されたPixel 7 Pro。
この記事ではGoogle Pixel 7 Proの使用感レビューをご紹介します。
結論あらゆる面でかゆい所に手が届く最高のスマートフォンです。
気になる点も何点かありますが、誰にでも強くおすすめできるスマホなので、気になる方はぜひ最後までご覧ください!
最新モデルGoogle Pixel 9 Pro XLのレビュー記事もぜひご覧ください!
Google Pixel 7 Proの詳細スペック
まずはPixel 7 Proの詳細スペックをご紹介します。
スペックに興味がない方はこちらをタップするとスキップできます。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android13 ※出荷時OS |
SoC | Google Tensor G2 |
本体サイズ | 163mm×76.6mm×8.7mm |
重量 | 212g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
充電器・充電ケーブル | USB Type-C |
内蔵メモリ容量(RAM) | 12GB |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB / 256GB / 512GB |
外部ストレージ(SDカード) | 非対応 |
ディスプレイタイプ(パネルタイプ) | LTPOOLED(有機EL) |
ディスプレイサイズ | 6.7インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,440 × 3,120(QHD+) |
リフレッシュレート | 120hz |
背面カメラ(広角カメラ) | 50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ ピクセル幅 1.2 μm 絞り値 ƒ/1.85 画角 82° イメージ センサーのサイズ 1/1.31 インチ |
背面カメラ(ウルトラワイドカメラ) | 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラオートフォーカス機能付き ピクセル幅 1.25 μm 絞り値 ƒ/2.2 画角 125.8° レンズ補正 |
背面カメラ(望遠カメラ) | 48 メガピクセル Quad Bayer PD 望遠カメラ ピクセル幅 0.7 μm 絞り値 ƒ/3.5 画角 20.6° 光学ズーム 5 倍 超解像ズーム最大 30 倍 |
前面カメラ | 10.8 メガピクセル ピクセル幅 1.22 μm 絞り値 ƒ/2.2 固定フォーカス 超広角な画角 92.8° |
おサイフケータイ | 〇 (NFC、Felica対応) |
ワイヤレス充電 | ○ |
防水・防塵 | IPX68 |
SIM | デュアルSIM ※物理スロットは1つ |
SIM情報 | nano-SIM / eSIM |
Bluethooth | Bluetooth5.2 |
生体認証 | 顔認証 / 指紋認証 ※ディスプレイ内センサーによる指紋認証 |
OS
Pixel 7 Proは出荷時から2022年8月13日から配信開始したAndroid13が搭載されています。
Android12から13へアップデートした主な変更点は下記の6点です。
- アプリごとの言語設定
- テーマ別アイコンの設定
- メディアプレイヤーの進化
- おやすみ時間モードの進化
- 通知設定仕様
- クイック設定のデザイン変更
これら6点の変更をPixel 7 Proでは購入時から使用可能です。
また、PixelはGoogleの商品のため純粋Androidを搭載されていると思われがちですが、カスタマイズされており独自機能を備えています。
SoC
SoCとはPCでいうCPUであり、スマートフォンの脳みそにあたります。
SoCのスペックに応じてスマートフォンの処理能力は決まります。
Pixel 7 Proの搭載チップはGoogle Tensor G2です。
これはPixel 6 Proなどに搭載されたGoogle Tensorの第二世代に当たり、前世代と比べて消費電力や画像処理能力が改善しています。
本体サイズ
Pixel 7 Proのサイズは163mm×76.6mm×8.7mmです。
これは前モデルのPixel 6 Proとほぼ同じサイズになります。
iPhone14 Pro Maxのサイズが160.7mm × 77.6mm × 7.85mmです。
そのため、若干長く細いサイズとなります。
重量
重量は212gとスマートフォンでは若干重いです。
しかし、ディスプレイサイズに対しては軽いと言えるでしょう。
先ほどサイズ比較したiPhone14 Pro Maxは同じ6.7インチで240gもあります。
また、iPhone14の重量が206gのため、ほとんど同じ重さになります。
内蔵メモリ(RAM)
RAMとは作業領域を表す数値で、よく机の広さで表現されます。
机が広ければ広いほど作業効率が上がり、多くの作業を同時に実行できます。
Pixel 7 ProのRAM容量は12GBです。
12GBはスマホでは最大級であり、処理速度はハイエンドに恥じない性能でしょう。
内蔵メモリ(ROM)
ROMとは保存するストレージサイズです。
Pixel 7 Proは128GB / 256GB / 512GBのモデルがありますが、日本では512GBの販売はされていません。
外部ストレージ
一部から外部ストレージ対応を望まれていましたが、Pixel 7 Proでは外部ストレージに対応していません。
最近はクラウドサービスの普及で外部ストレージ対応製品は減ったので仕方ないでしょう。
ディスプレイタイプ
Pixel 7 Proでは、LTPOOLEDを採用されています。
LTPOとは液晶ディスプレイを駆動する技術で、通常のディスプレイよりリフレッシュ動作が省電力で行えるなどの特徴があります。
特に常時表示時に同じ画面を書き換えないため、スマートウォッチの常時表示などの際は消費電力が大幅に減少します。
Pixel 7 Proでも同様に、有機ELの綺麗な画面が消費電力を抑えて楽しめます。
ディスプレイサイズ
Pixel 7 Proのディスプレイサイズは6.7インチです。
これは前述のiPhone14 Pro Maxと同じサイズになります。
ディスプレイ解像度
Google Pixel 7 Proのディスプレイ解像度は3,120×1,440(QHD+)です。
QHDとは、Quad High Definitionの略でHD画質の4倍の画質を指します。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは1秒間にディスプレイを書き換える回数です。
Pixel 7 Proは120hzですので、1秒間に120回ディスプレイの書き換えを行います。
リフレッシュレートの数値が高いほど、スクロール時などに画面の遅延を感じにくくなります。
Pixel 7は90Hzですので、リフレッシュレートは差別化の1つになっています。
背面カメラ
Google Pixel 7 Proの背面カメラは3つで構成されています。
- 広角カメラ
- ウルトラワイドカメラ
- 望遠カメラ
3つのカメラを組み合わせることでマクロ撮影から望遠撮影まで幅広い場面に対応可能です。
特に望遠カメラは、Pixel 6 Proから大きくアップデートしており最大で30倍の望遠に対応しています。
カメラだけでなく進化したTensorチップによって鮮明に撮影ができます。
実際の作品例は後ほどご紹介します!
前面カメラ
前面カメラはPixel 6 Proと比べて若干スペックダウンしています。
Pixel 6 Proが3840 × 2880ピクセルに対してPixel 7 Proが3648 × 2736ピクセルです。
使用してみてほとんど差を感じないので気にする必要はないでしょう。
おサイフケータイ
Google Pixel 7 ProはNFC、Felicaに対応しているためおサイフケータイに対応しています。
また、NFC搭載のためマイナンバーカードの読み取りなども可能です。
ワイヤレス充電
Google Pixel 7 ProはQi規格に対応しているため、ワイヤレス充電が可能です。
純正のGoogle Pixel Standだけでなく、各メーカーのQi規格ワイヤレス充電器も問題なく使用できます。
防水
Google Pixel 7 Proの防水性能はIPX8ですので、日常生活で浸水する可能性は低いです。
IPX8は防水レベルが最も高いことを示す値で「水深1.5mに沈めて30分経過してから取り出しても問題なく使用できる」ことを指します。
防塵
Google Pixel 7 Proの防塵性能はIP6Xですので、日常生活で固形物が侵入する可能性は非常に低いです。
IPX6とは防塵レベルが最も高いことを示す値で「粉塵が内部に入らない」ことを指します。
SIM
SIMはnano-SIM、eSIMに対応しています。
また、デュアルSIMに対応しているので、片方のSIMが接続できない場所でももう一方が繋がれば通信可能です。
※※ 注意 ※※
SIMの物理スロットは1つしかありません。
一方はeSIMでないとデュアルSIMに対応できないのでご注意ください。
生体認証
Google Pixel 7 Proの生体認証は指紋認証と顔認証です。
Pixel 6 Proと比べて顔認証が追加されました。
Google Pixel 7 Proの付属品をチェック
Google Pixel 7 Proの詳細スペックを確認したところで、ここからは付属品をご紹介します。
Pixel 7 Proの付属品は以下の4つです。
- USB Type-C to Cケーブル(1m)
- クイック スイッチ アダプター(A to C)
- クイックスタートガイド
- SIMピン
C to 電源タップは同梱されていないのでご注意ください。
Google Pixel 7 Proのファーストインプレッション
ここからは筆者のファーストインプレッションをご紹介します。
実機レビューまでスキップしたい方はこちらをタップしてください。
箱からテンションが上がる
Pixel 7 Proとご対面
Pixel 7 Proのデザインは旧モデルのPixel 6や6Proから大きく変化したわけではありません。
しかし、背面のカメラ部分が金属製になるなど少しの変化で上品な印象へ変化したように感じます。
設定が簡単でスマホに詳しくない人、iPhoneユーザーも安心
Google Pixel 7 Proでは様々な設定オプションが準備されており、特に有線接続による設定引き継ぎが便利でした。
設定していて驚いたのが、iPhoneから引き継ぐのも簡単な点です。
筆者は元々Androidを使用していたのであまり心配していませんでしたが、これでしたらiPhoneユーザーにもおすすめできます。
Google Pixel 7 Proの外観レビュー
ここからはGoogle Pixel 7 Proの外観レビューです。
良い点悪い点それぞれありますので、順番にご紹介します。
高級感のあるカメラ周りがとてもカッコいい
前述の通り、Pixel 7 Proはカメラ周りの帯が金属製に変更されています。
Pixel 7のマッド仕上げもオシャレですが、個人的に金属製の帯の方が高級感があって所有欲が満たされました。
オブシディアンはとにかく指紋が気になる
オブシディアンはケースを付けても外した状態でも非常に指紋が目立ちます。
普段使いではあまり気になりませんが、今から購入する方はオブシディアン以外がオススメです。
Google Pixel 7 Proの使用感レビュー
最後にGoogle Pixel 7 Proを3ヶ月使用して感じたことをご紹介します。
Googleの理想を詰め込んだ高コスパスマホ
全体的に痒い所に手が届く設計でカメラ、スペック、コスパと何をとっても満足度の高いスマートフォンです。
普段のネットサーフィンやSNSを閲覧する際も高いフレッシュレートでストレス無く使用できます。
指紋センサーは触れるだけで認証するためストレスを感じない
Google Pixel 7 Proの指紋センサーは軽く触れるだけで認証されます。
即座に認証されるのでストレスをほとんど感じません。
顔認証は若干の不安定、マスクに対応していないのが残念
Google Pixel 7 Proの顔認証ですが、若干改善点が残っているように感じます。
特にマスクに対応していない点は残念です、、、。
基本的には指紋認証を使用しています。
重いゲームをしてももたつきを感じない
Google Pixel 7 Proで数時間ポケモンGoを起動してもほとんど発熱しませんでした。
スナドラと比べてスコアは低いですが、使用感ではほとんどさを感じません。
本体サイズはスマートフォンの中でもかなり大きい方
Google Pixel 7 Proはスマートフォンの中でかなり大きい方ですので、手の小さい方は女性の方だと大きいと感じる可能性があります。
本体サイズが大きいので重さもかなり重い方、、、。
携帯性を重視している場合は別のスマートフォンが良いかもしれません。
カメラの完成度が非常に高い!
2023年1月執筆時点に、カメラを評価する有名サイトDxoMarkで2位を獲得しています。
※カメラ部門で2位、セルフィ部門では3位
手ブレもほとんどなく、シャッタースピードが早いので動物なども問題なく撮影できます。
実際に使用してみて特にすごいと感じたのがデジタルズームです。
30倍ズームすることで目視できない看板がくっきり写っています。
実際の動画をツイートしてますので、ぜひご覧ください!
全ユーザーにオススメできる完成度の高いスマートフォン
Google Pixel 7 Proは完成度が高いだけでなく、iPhoneからの引き継ぎが簡単など痒い所に手が届く誰にでもオススメできるスマートフォンです。
新しいスマホに買い替えたい方、iPhoneを使っているけどAndroidに乗り換えたい方などは購入を検討してはいかがでしょうか。
2022/6/26〜
社会人4年目
プログラム歴9年/Webライター歴3年
副業収入が安定してきたのでストック型ビジネスを行いたく始めました。
Webライター、プログラミングスクールメンターを行っています。
本業は都内企業でデータサイエンティスト。
Pythonの自動化、データ分析、VueのWebアプリ開発が得意です。
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