日々パソコンと向き合うオフィスワーカー、リモートワーカーにとって快適な作業環境は生産性に直結します。
長時間のPC作業による身体の疲れに悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
今回紹介するlogicool MX ERGOはそんな悩みを解決するトラックボールマウスです!
人間工学に基づいたデザインや豊富なカスタマイズ機能が特徴のマウスを、1年以上使用した筆者が解説します!
logicool MX ERGOとは
logicool MX ERGOとは、コンピュータ周辺機器などを販売しているlogicool社が提供するトラックボールマウスです。
人間工学に基づいた独特な形状で、手首の角度を自然な状態に保ち、長時間の使用でも疲れにくくなっています。
以前紹介したlogicool ERGO M575の上位機種で、カスタマイズできるボタンや角度付け機能などが増えています。
以前紹介したERGO M575が気になる方は以下の記事をご覧ください。
MX ERGOの基本スペック
MX ERGOの基本スペックをまとめました。
サイズ感などが気になる方は以下をご覧ください。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 高さ:132.5mm 幅:99.8mm 奥行き:51.4mm |
重量 | 金属プレートあり:259g 金属プレートなし:164g |
接続方式 | Unifying USBレシーバー/Bluetooth |
ボタン数 | 8個 (左/右-クリック、戻る/進む、スクロールホイール + 右/左ティルトとミドルクリック、プレシジョンモード、Easy-Switch) |
カスタマイズ可能なボタン数 | 6個 |
バッテリー持続時間 | 最大4ヶ月 使用時は約120日 1分の充電で最長24時間 |
充電方式 | MICRO-USBポート |
MX ERGOの特徴
MX ERGOの特徴は以下の4点です。
- 人間工学に基づいたデザイン
- 豊富なカスタマイズ機能
- トラックボールに慣れていない人でも扱いやすいカーソル速度変更ボタンが搭載
- 複数デバイスと同時に接続
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
人間工学に基づいたデザイン
筆者がERGO 575から乗り換えた最大の理由がこちらです。
廉価版のM575と比較してMX ERGOは、マウスを立たせることで手首の角度が自然な角度になり、手首の負担を減らせます。
また、他のトラックボールマウス同様、マウス自体を動かさず親指だけで操作できるため角度をつけなくても疲れにくいです。
角度付け + トラックボールマウスの実現で、負担を極力減らしたのがMX ERGOになります。
豊富なカスタマイズ機能
MX ERGOはlogicool社の提供する無料ツール「Logi Options +」を使用することで、アプリケーションごとに様々なショートカットキーを設定できます。
例えば、Chomeでは進む・戻るボタンに設定しているボタンをPower Point使用時はコピー・ペーストに設定可能です。
トラックボールに慣れていない人でも扱いやすいカーソル速度変更ボタンが搭載
トラックボールマウスに興味はあるけど、使いこなせるか不安と感じている方も多いのではないでしょうか。
MX ERGOはカーソルの速度を変更ボタンが搭載されているため、細かい作業時はカーソルの移動速度を遅くできます。
そのため、トラックボールに慣れていない方が不安に感じるであろう精密な操作がしやすいです。
また、筆者はトラックボールマウス歴4年以上ですが、初めて使用した時も抵抗感なく使用できました。
トラックボールに挑戦しやすい機能が搭載されているので、身体を労わるためにも今日から挑戦してみてはいかがでしょうか。
複数デバイスと同時接続
MX ERGOはスペックで紹介した通り、Unifying USBレシーバー/Bluetoothの2通りで接続できます。
Unifying USBレシーバーとは、logicool製品 共通規格のUSBドライバーで、その他のlogicool製品と共有して接続可能です。
また、MX ERGOは同時に2端末と接続可能です。加えて接続先の変更もマウスホイール下部のボタンを押すだけなので簡単に変更できます。
筆者は会社貸与PCとプライベートのMac book airを同時に使用しているので、切り替えが簡単なのが非常に助かっています。
logicool ERGO M575と比較したMX ERGOの特徴
トラックボールマウスを調べると多くのページでERGO M575とMX ERGOが紹介されています。
多くの方はどちらを選べばいいのか悩むのではないでしょうか。ここからは、両方の機種を長期間使用していた筆者が特徴を比較して紹介します。
ERGO M575とMX ERGOの違いを以下の表にまとめました。
※ハイライトしている部分は比較して優れている点です。
特徴 | ERGO M575 | MX ERGO |
---|---|---|
価格帯 | 比較的安価 (6,000〜7,000円程度) | 高価格帯 (15,000〜20,000円程度) |
重量 | 145g | 最大259g |
バッテリー | 単三電池 × 1 | 内蔵充電池 |
角度付け機能 | 非対応 | 0°または20°から選択可能 |
カスタマイズ可能なボタン数 | 3個 | 6個 |
デバイス接続先切り替えボタン | 底面 | ホイールの下部 |
同時接続数 | 1台なので、切り替え時に再接続する | 同時に2台 |
トラックボールの外しやすさ | 簡単に外せる | コツ / 棒が必要 |
ご覧の通り、比較してみると双方に特徴がありどちらが優れているとは言い難いです。
特にトラックボールに慣れていない方はいきなり2万円弱のマウスを購入するのは抵抗感を感じるのではないでしょうか。
logicool ERGO M575とMX ERGO それぞれのおすすめな方
表で確認した通り、それぞれに特徴があるためおすすめする商品も人によって異なります。
以下で自身がどちらに該当するか確認してみましょう。
ERGO M575がおすすめな方
- 初めてのトラックボールを手軽に挑戦したい方
- PCで複雑な作業をしない方
- 持ち運びを想定している等、コンパクトなデザインを好まれる方
M575が気になる方は以下の記事でより詳しく解説しています。
MX ERGOがおすすめな方
- 長時間PCで作業する方
- 高度なカスタマイズ機能を求めている方
- 複数のデバイスを同時に使用する方
- 高級感のあるデザインを好まれる方
- 持ち運びを想定していない方
筆者がM575からMX ERGOに乗り換えた理由
理由は以下の3点です。
- 角度をつけて、より腕の負担を減らしたかった
- ショートカットキーを増やして生産性を上げたかった
- デバイスの切り替えをより簡単に行いたかった
上記3点の上から順に強い理由になっています。
実際に乗り換えてたまにM575を使用しますが、角度の違いで腕の負担がこんなに変わるのかと痛感します。
高い買い物になりますが、満足度の高い買い物になりました。
MX ERGOの悪かった点
ここまでMX ERGOの良かった点や特徴を紹介してきましたが、使用していて気になる点も複数あります。
満足度の高いおすすめ商品ですが、これから買う方はイマイチな点も把握しておきましょう。
MX ERGOの悪かった点は以下の3点です。
- トラックボールの滑りがイマイチ
- ボールを外すのにコツ / 棒が必要
- 充電端子がMicro USB
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
トラックボールの滑りがイマイチ
MX ERGOに搭載されているトラックボールは、若干滑りが悪いように感じました。
トラックボールの滑りが悪いと、カーソルの動きがぎこちなくなるのですごく気になっていましたが、
ベリックス社のトラックボールに買い換えることで解消できました。
色も複数展開されているので、自分好みにカスタマイズ可能です。
トラックボールの滑りが気になる方は以下の商品を確認してはいかがでしょうか。
ボールを外すのにコツ / 棒が必要
トラックボールは使用しているとホコリが溜まってしまうので、1週間に1度ほど外して掃除します。
掃除するとトラックボールの滑りがよくなり、快適に操作できます。
MX ERGOはトラックボールを外す穴が小さくて、指で外すのは難しいです。
筆者はボール自体を握って強引に外していますが、多くの友人はこの方法で外せませんでした。
そのため、下部から棒で押す必要があり、気になったタイミングで掃除できない場合があります。
ERGO M575の穴は大きいため、指で簡単に外せるので気になる方はERGO M575がおすすめです。
充電端子がMicro USB
多くのユーザーに指摘されているのが、充電端子がMicro USBである点です。
今でも多くの方に愛用されているMX ERGOの発売日は、2017年の9月と執筆時点で6年と3ヶ月も経過しています。
そのため、今では主流のTypeC接続に対応していません。
ただし、筆者は充電頻度が少ないためそこまで気になりませんでした。
どうしても気になる方は以下のようなマグネット式のケーブルに変更してはいかがでしょうか。
MX ERGOは非常におすすめだが万人向けではない
この記事ではMX ERGOの使用感やM575との比較結果を紹介しました。
筆者はMX ERGOの方が圧倒的に満足感を得ていますが、多くの方はM575でもいいように感じています。
トラックボールマウス自体が非常にオススメなので、まずはM575でトラックボール沼に入ってはいかがでしょうか。
PCを操作する時間が長い人はいきなりMX ERGOに挑戦しても良いと思います!
筆者はM575に初めて触れた際も抵抗感なく操作できたので、ぜひご検討ください。
MX ERGO、M575が気になる方は以下からご確認ください。
2022/6/26〜
社会人4年目
プログラム歴9年/Webライター歴3年
副業収入が安定してきたのでストック型ビジネスを行いたく始めました。
Webライター、プログラミングスクールメンターを行っています。
本業は都内企業でデータサイエンティスト。
Pythonの自動化、データ分析、VueのWebアプリ開発が得意です。
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