ChatGPTとは?できることから注意点まで解説【ググるが死語に?】

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プログラミング

公開時から話題になっているChatGPT。

エンジニアを中心に流行していますが、皆さんは試してみましたでしょうか。

この記事ではChatGPTとは何か、アカウント作成から活用事例まで紹介しています。

この記事1本で実務活用まで繋がりますので、ぜひ最後までご覧ください!

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ChatGPTとは

まずはChatGPTとは何か確認していきましょう。

ChatGPTとは

ChatGPTとはOpen AIによって開発された言語モデルです。

膨大な量の自然言語を学習しているため、投げられた問いに対して自然な対話文を生成できます。
※自然言語の説明は後述

ChatGPTに「ChatGPTとは何か」を聞いてみた

ChatGPTご本人?に確認してみたところ、以下のような返答が返ってきました。

ChatGPTに「ChatGPTとは何か」を聞いてみた

的確かつ正確に回答してくれました。

ちなみにこんな要望も聞いてくれます。

ChatGPTは「専門用語無し」などの要望に応えてくれる

ご覧の通り、ChatGPTは「専門用語無し」などの要望にも応えてくれます。

1つ目の回答にあった「自然言語処理」といった機械学習の手法無しに説明してくれました。

Chat GPTを使用する上で知っておきたい関連用語

Open AI

Open AIとは、人工知能の研究や開発を行っている非営利団体です。

2015年に設立されており、イーロン・マスク氏などが創設メンバーとして名を連ねています。

自然言語処理

自然言語処理とは、人が日常で使用する言語(自然言語)をコンピュータが扱う技術です。

プログラミング言語などと異なり、自然言語は「曖昧さ」を含んでいます。

プログラミング言語

print(“Hello World!”)
→ 一意の文章

自然言語

あのお店はやばかった
→文脈によって「やばい」の意味が異なる
 ※すごかった、ひどかった、感動した、店員の態度が悪かった等

自然言語処理では機械で処理の難しい「曖昧さ」を解釈し、AI ChatBotや機会翻訳、予測変換などに使用されています。

曖昧さを解釈するために、大量の自然言語から「構文、意味、文脈」など様々な要素のパターンを学習します。

現在は無料で使用できる

ChatGPTは執筆時点(2023年3月現在)だと無料期間になります。ゆくゆくは有料になることが発表されているため、興味がある方は早めに触ってみましょう!

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ChatGPTのはじめ方

ChatGPTとは何かを簡単に確認したところで、ここからはChatGPTの始め方について確認していきましょう。

ChatGPTは大きく分けて下記4ステップで始められます。

  1. Open AIにアクセス
  2. アカウントの発行
  3. 電話番号でアカウントを有効化
  4. ChatGPTの注意点を確認してから使用する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

OpenAIにアクセス

OpenAIのトップページ

まずはOpenAIのトップページにアクセスしましょう。

Introducing ChatGPT
We’ve trained a model called ChatGPT which interacts in a conversational way. The dialogue format makes it possible for ...

上記画像のページにアクセスし画面左下の「TRY CHATGPT」をクリックします。

アカウントの発行

「TRY CHATGPT」をクリックすると、ログインを求められます。
前述の通り、ChatGPTは有料になる予定のサービスですので、アカウント発行が必要です。

初めてChatGPTを使用する方は「Sign up」既に使用したことのある方は「Log in」を選択しましょう。

ChatGPTのサインアップ画面

アカウンは下記3つの方法で作成可能です。

  • メールアドレスを用いて作成
  • Googleアカウントを用いて作成
  • Microsoftアカウントを用いて作成

アカウントを作成すると、氏名が問われます。

ChatGPTの氏名が問われる画面

「Continue」をクリックすると利用規約に同意した18歳以上であると確認したことになりますので、事前に確認しておきましょう。

電話番号認証でアカウントの有効化

ChatGPTの電話番号認証画面

最後に電話番号認証を行い、アカウントを有効化しましょう。

ChatGPTの注意点を確認してから使用する

電話番号認証を行うと、自動でChatGPTの画面に遷移します。

初回遷移時はChatGPTを使用する際の注意点が表示されますので確認しましょう。

ChatGPTはアドバイスを目的にしたサービスではない

ChatGPTの初回アクセス時に表示されるポップアップ

初回アクセス時は上記画像のようなポップアップが表示されます。要約すると

  • 現在は無料期間
  • 無料開放の目的は、外部のフィードバックを受けてサービスを改善すること
  • システムの生成物は不正確、誤解を招く情報の可能性があり、攻撃的なコンテンツを生成する可能性もある
    →アドバイスを目的としたサービスではない

上記を確認して問題なければ「next」をクリックしましょう。

ChatGPTのデータ収集方法

ChatGPTの情報収集方法

次にChatGPTの情報収集方法が表示されます。
こちら非常に重要な内容が記載されているので必ずご確認ください。

要約すると

  • 会話の内容はAIエンジニアが確認する場合がある
    →会話で機密情報を使用しないでください

使用時は機密情報を使ってはいけないのでご注意ください。

フィードバックは大歓迎

ポップアップ最後の項目

最後にChatGPTがフィードバックを求めていることが記載されています。

ChatGPTのフィードバックはこちらのdiscodeサーバーに共有しましょう!

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ChatGPTで何ができる(プログラミング編)

適切な変数名や関数名を提案してくれる

ChatGPTにPythonで使用する関数名を聞いてみた。しっかりスネークケースで提案してくれる

ChatGPTを使用すると適切な変数名や関数名の生成が可能です。

さらに、プログラミング言語を指定すると、言語に応じてキャメルケースやスネークケースを使い分けてくれます。

地味に頭を使う作業ですので、非常に助かります。

簡単なコードであれば添削(リファクタリング)してもらえる

ChatGPTは簡単なコードでしたら添削してくれます。

試しに以下の関数を与えてみます。

def divide_numbers(x, y):
    if y == 0:
        print("Error: Cannot divide by zero")
    else:
        return x / y

上記のコードはyが0の場合に値を返していないため、エラーのハンドリングが不十分です。

早速ChatGPTに添削してもらいましょう。

ChatGPTにPythonのコードを添削してもらった結果

ご覧の通り、正しく指摘できているだけでなく、修正案を示してくれました。

簡単なコードは添削どころか生成してくれる

なんとChatGPTはプログラミングを1からしてくれます。

今回は需要の高そうな「特定の文字列を含むメールを受信した際にLINEへ通知を飛ばすGAS」の生成を依頼してみました。

※GASとは「Google Apps Script」の略称でGoogleが提供するクラウドベースのプログラミング言語

ChatGPTにプログラミングの生成を依頼した結果① 結果だけでなく実行手順まで詳しく説明してくれる
function checkEmailForLineNotification() {
  // 通知を送るLINEのトークルームのID
  const lineRoomId = 'LINEのトークルームIDをここに入力する';
  
  // 検索する文字列
  const searchString = '検索する文字列をここに入力する';
  
  // 検索するメールの件名または本文に含まれる文字列
  const searchQuery = `subject:${searchString} OR ${searchString}`;
  
  // メールアドレスの検索範囲
  const searchScope = 'inbox';
  
  // 検索結果の取得
  const threads = GmailApp.search(searchQuery, 0, 1, searchScope);
  
  // メールが見つかった場合はLINEに通知を送る
  if (threads.length > 0) {
    // LINEに通知を送る
    sendLineNotification(lineRoomId, `「${searchString}」を含むメールが届きました`);
  }
}

function sendLineNotification(lineRoomId, message) {
  // LINE Notify APIのURL
  const lineNotifyUrl = 'https://notify-api.line.me/api/notify';
  
  // LINE Notify APIのアクセストークン
  const lineAccessToken = 'LINE Notify APIのアクセストークンをここに入力する';
  
  // 通知メッセージの送信先の指定
  const options = {
    'method': 'post',
    'headers': {
      'Authorization': `Bearer ${lineAccessToken}`,
    },
    'payload': {
      'message': message,
      'notificationDisabled': false,
      'roomID': lineRoomId,
    },
    'muteHttpExceptions': true
  };
  
  // 通知メッセージを送信する
  UrlFetchApp.fetch(lineNotifyUrl, options);
}
ChatGPTにプログラミングの生成を依頼した結果② 変更が必要な箇所から実行方法まで説明してくれた

これには驚きました、、、。

駆け出しエンジニアで出来るレベルのものは一瞬で生成出来ちゃいます。

ChatGPTで何ができる(Excel編)

関数の提案

ChatGPTはある程度複雑な関数の組み合わせでも適切な解を示してくれます。

使用する関数名が分からなくても、具体的な指示をことで実現する関数の生成が可能です。

また、複数の関数を組み合わせた複雑な数式も生成できます。

関数の添削

ChatGPT用に作成したテストデータ、関数
=IF(E3>160,"合格",IF(E3>150,"もう少し",IF(E3<=150,"がんばろう")))

こちらをChatGPTに添削していただくと以下のようになります。

ChatGPTに添削を依頼した結果

ご覧の通り、改善理由を添えて関数を添削してくれました。

改善点を添えて伝えてくれるのは非常に便利ですね!

VBA(マクロ)の作成

ChatGPTではVBAの生成も可能です。

ChatGPTで何ができる(仕事活用編)

文章の要約↔︎箇条書きから文章化

ChatGPTに文章↔︎箇条書きを依頼した結果

箇条書きを表にまとめる

ChatGPTに箇条書きを表にまとめるように依頼した結果

ご覧の通り、表形式にまとめてくれました。
3件だと恩恵を感じにくいですが、件数の多い例では非常に役に立ちます。

また、表形式の出力結果はExcel、スプレットシートに貼り付け可能です。

大幅な時短になるため、ぜひ活用しましょう。

ChatGPTにできないこと

計算

前述の通り、ChatGPTは自然言語処理

ChatGPTに計算結果を確認したが誤っている

事実の検索

ChatGPTは入力に対して出力を推測し出力するため、事実の検索には適していません。

ChatGPTに第20代内閣総理大臣を聞いた結果

日本の第20代内閣総理大臣は高橋 是清氏で、宮沢喜一氏は第78代目総理大臣です。

このように、事実の検索はChatGPTよりGoogleなどの検索ツールが優れています。

ChatGPT誕生による今後の展望

ChatGPTの誕生により、以下のような変化が予想されています。

  • 自然言語処理技術の向上
  • 要約サービスや翻訳サービスの質向上
  • 人材不足改善
  • Google検索などの”調べる”行為の消失

ChatGPTを使用する際の注意点

機密情報を使用してはならない

初めの注意事項でも表示されますが、ChatGPTに入力した内容はAIエンジニアに確認される場合があります。

そのため、思わぬ情報漏洩になりかねないので議事録の要約等に使用する際は中が必要です。

誤った情報を提案される可能性もある

ChatGPTは学習結果を基に結果を”推測”しているため、誤った情報を提示される可能性があります。

特に、専門的な内容になると細部のみ異なっていることに気づきにくいので使用する際は細心の注意を払いましょう。

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