プログラミング学習を始めようとして最初に突き当たる壁がプログラミング言語選びです。
そもそもプログラミング言語とはなんぞやという方は以下の記事からご覧ください。
会社の研修など受け身で学べる環境でしたら問題なく学習を始められますが、副業などを目指して独学される方には大きな壁になるでしょう。
この記事ではプログラミング講師をやっている筆者が
- 各言語の特徴
- 得意分野
- 難易度
などを分かりやすく解説していきます。
数あるプログラミング言語から初心者が検討するであろう言語に厳選して紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
各言語の紹介の前に、初心者にお勧めプログラミング言語TOP3をご紹介します。
- Python
- JavaScript
- HTML/CSS
HTML/CSS(エイチティーエムエル/シーエスエス)
Webサイトの見た目を決めているHTML/CSSからご紹介します。
特徴
HTML/CSSは全てのWebサイトの見た目を決めている言語です。
他の言語と異なり、見た目の操作のみ行う言語なのでよくプログラミング言語か否かと議論になります。
(この記事は初心者向けですので、細かいところは気にせず、難易度が低いので紹介しています。)
ブロックを積み重ねていくイメージでサイトを作成していけますので、どこをいじったらどう変わるかなどがとても分かりやすいです。
HTML/CSSをマスターすると副業で案件を獲得できます。
難易度が低いので競争率が高くなりがちですが、成功体験を積むのに適しています。
難易度
見た目を設定する言語ですので、記述したら上手くできたか一目で分かりますので、初心者にも扱いやすい言語でしょう。
Python(パイソン)
特に人気のPythonのご紹介です。Pythonを検討されている方も多いのではないでしょうか。
得意分野・特徴
Pythonの特徴は様々な分野で利用されている点です。
主な分野として
- データ分析、データ可視化
- AI開発
- 自動化
などの領域で使われています。
身近なところですとInstagramの開発にも利用されています。
また、やれることが多いのにも関わらず、他の言語と比べて文法がとにかく分かりやすいです。
将来性
Pythonはとにかく人気で将来性があるプログラミング言語です。
2022年1月の検索数ランキングでPythonが1位でした。
人気の言語ですとそれだけ開発が進みますので、しばらく人気が廃れることはないでしょう。
難易度
先ほども述べた通り、Pythonはとにかく分かりやすいので初心者向けの言語と言えるでしょう。
筆者も初めて学んだプログラミング言語はPythonでした。
Pythonでクラスや変数といった基本的な概念を学んだおかげで、他の言語の学習が効率的にできました。
どの言語か選べないという方はPythonから学習してはいかがでしょうか。
JavaScript(ジャバスクリプト)
筆者がPythonの次にお勧めしているJavaScriptのご紹介です。
特徴
Python同様、とにかく人気でやれる範囲が広いです。
世界のほとんどのエンジニアが使っているであるプログラムコードの倉庫「Github」の2021年度ランキングによると使われるプロジェクト数が最も多いのがJavaScriptでした。
また、JavaScriptはフロントエンド開発で使われることが多いので、初心者の方も直観的に分かりやすいでしょう。
得意分野
JavaScriptは本来フロントエンドの言語なので
- カルーセル(画像のスライドショーのようなもの)などページに動きを付ける
- 読み込み中といったアニメーションを挿入する
- カーソルを合わせると拡大する
など様々な視覚的な操作が得意です。
また、前述の通り、本来フロントエンド用の言語ですが、バックエンドまで一貫してJavaScriptで作成できるといった理由でバックエンド用のフレームワーク(よく使う使いまわし集のようなもの)が作成されています。
フロントエンド、バックエンドなどがイメージつかない方はこちらの記事をご覧ください。
難易度
JavaScriptも比較的分かりやすい言語となります。
ブラウザ上で動かせるのでうまく行かない場合などが分かりやすく、記述の制約も少ないので初心者向けの言語と言えるでしょう。
また、人気の言語はそれだけネット記事などが多いので躓いた際のヒントが多いです。
初心者の方は人気のPythonやJavaScriptから学習することをお勧めします。
Java(ジャバ)
WebアプリやAndroidアプリなど幅広く使われますが、初心者には難易度の高いJavaのご紹介です。
特徴
Java最大の特徴はどんなコンピュータでも動くのが特徴です。
また、オブジェクト指向言語と呼ばれる記述も特徴です。
このオブジェクト指向が初心者の方には少々難しいかもしれません。
オブジェクト指向とはモノとモノを組み合わせてソースコードを作成する考え方です。
ここでは簡単な説明にとどめておきます。
更にJavaは需要が高い言語です。
業務システムやAndroidアプリなど様々な言語に利用され、その人気さ・需要の高さからKotlin(コトリン)やScala(スカラ)といった子言語が開発されています。
余談ですが、JavaとJavaScriptは名前こそ似ていますが特徴から得意分野まで大分異なります。
ごっちゃにならないように注意しましょう!
得意分野
Javaで開発される分野は多く
- Androidアプリ
- ゲーム開発
- 組み立てシステム
- Webアプリケーション
など様々な領域で利用されています。
身近なものですと、Googleが開発した「Android」などが挙げられます。
難易度
先述の通り、オブジェクト指向言語ですので初心者には少々難易度の高い言語になります。
まずは易しい言語でプログラミングとは何かを学んでから挑戦するのがおすすめです。
Swift(スイフト)
iPhoneのアプリ開発をしていくには必須のSwiftのご紹介です。
特徴
SwiftはiOSアプリ開発用にAppleが開発したプログラミング言語です。
国内で圧倒的なシェアを誇るiPhoneのアプリ開発に必須の言語ですので、今後も需要が高い言語と言えます。
最近のiOS用アプリ開発はSwiftが主流であり、iPhoneアプリを作成するためにプログラミングを学ぶ場合、真っ先に検討すべき言語でしょう。
得意分野
Swiftは前述の通り、iPhone用のアプリやARアプリの作成に特化しています。
また、最近ではApple Watch用アプリもSwiftで作成されることが多いです。
難易度
Swiftはコードがとてもシンプルですので初心者でも学びやすい言語です。
また、プログラミング記述の途中で動作チェックできる、実行速度が速いなど学習する上で嬉しい特徴が多いです。
まとめ
今回は初心者が検討するであろう言語に絞って各言語の特徴、難易度をご紹介しました。
どれも人気の言語ですので、まずは難易度の低いものを、そこからやりたいことに繋げていくと効率的に成長できます!
初心者や未経験者に特におすすめなのがプログラミングスクールです。
筆者が通っていたのはCodeCampです。
授業ではなく教材に沿って学習し、躓いたらメンターに質問するという方式でした。
そのため時間に捕らわれずに学習できます。
CodeCampは無料相談を実施しています。
どの言語を選べばいいか、どのように勉強を進めればいいか詰まってしまった場合に利用してみてはいかがでしょうか。
無料相談だけ活用して独学するのも手でしょう。
コストをかけず、プロに相談できますので無料相談だけでも体験してはいかがでしょうか。
CodeCampの公式サイトは こちら2022/6/26〜
社会人4年目
プログラム歴9年/Webライター歴3年
副業収入が安定してきたのでストック型ビジネスを行いたく始めました。
Webライター、プログラミングスクールメンターを行っています。
本業は都内企業でデータサイエンティスト。
Pythonの自動化、データ分析、VueのWebアプリ開発が得意です。
コメント