サル痘とは?症状や感染経路などを解説【日本での治療法も解説します】

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7/25のニュースでサル痘の国内感染者がでたと報道されて不安の方は多いのでないでしょうか。

ご安心ください、日本でコロナのように感染爆発が起きる確率は低いでしょう。

今回の記事はサル痘とはどのような病気か、
感染した場合の注意点や感染経路について解説します。

なぜ、コロナのように感染爆発が起きる確率が低いのか、
どのような症状か知らない方はぜひ最後までご覧ください。

  • サル痘とはげっ歯類の動物が保有するウイルスが人に感染する病気
  • 症状は発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹、発疹
  • 感染経路は主に患者との接触、感染動物との接触
  • 日本には治療薬がないので基本対症療法(執筆時点)
  • 感染者の99%が男性、77%が18歳~44歳と若い人に多い
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サル痘とは

まずはサル痘とはどのような病気なのか5つのトピックに分けてご紹介します。

概要

サル痘は、サル痘ウイルスによる感染症です。

実験動物として採集されたサルの一部が感染し発症していたことが最初の発見契機であったため、サル痘と呼ばれますが、本来のウイルス保有動物は土着のリスネズミ(げっ歯類)などです。それらの保有動物から直接ヒトに、あるいは保有動物からサルを介してヒトに感染します。

引用:名古屋検疫所

サル痘は大きく分けて2種類存在します。

  • コンゴ盆地系統群
  • 西アフリカ系統群

一般的にコンゴ盆地系統群の方が致死率が高いとされています。

今回感染が拡大しているは西アフリカ系統群です。
とはいえ致死率が3.6%とされているので油断はできません。

サル痘の症状

ヒトにおけるサル痘の潜伏期間7~21日(平均すると12日)を経て
発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹などの前駆症状がでます。
※前駆症状:病気の前触れとして現れる症状

前駆症状だけでもかなりしんどいですが、サル痘の場合ここから発疹します。

サル痘で検索すると見られるショッキングな画像達はこの発疹です。

アフリカで流行した際の致死率は数~10%と方向されましたが、
2003年にアメリカで流行した際に死亡例は報告されませんでした。

感染経路

サル痘の主な感染経路4つあります。

  • 感染した動物にかまれる
  • 感染動物の血液や体液、発疹部位の接触
  • 患者の飛沫、体液、発疹部位との接触
  • 性交による粘膜接触

基本的には感染者の発疹部位の接触や粘膜接触が感染経路です。

また、サル痘はエアロゾル(空気中の微粒子内の病原体を介する)感染も懸念されています。

コロナウイルスのようにエアロゾル感染が主ではありませんが、注意が必要です。

治療方法

サル痘の治療方法ですが、欧米には抗ウイルス薬があります。

しかし、日本には承認されている治療薬がないので対症療法となります。

対症療法(たいしょうりょうほう、英: symptomatic therapy)とは、疾病の原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行い、患者の自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法である

引用:wikipedia

また、サル痘は曝露後(ウイルスに接触後)4日以内に
発症予防のワクチン接種が推奨されています。

または5日~14日以内に重症化予防のためのワクチン接種が可能です。

現在の日本ではサル痘のワクチンは流通していませんが、
サル痘の感染量に応じて状況は変わってくるでしょう。

また、サル痘は4類間瀬炎症に分類されているので全ての病院で対応が求められます。
コロナのように指定感染症病床の使用が必須ではありません。

感染が疑われる場合は直ちに届出を出しましょう

家族が感染したら、、、

前述の通り、感染が疑われる場合は直ちに届出を出しましょう

家族が感染してしまった場合、コロナ同様隔離が必要です。

  • 部屋に隔離する
  • 外出は医療機関に行くときのみにする
  • ペットも感染経路になるので接触は避ける

コロナと異なり、サル痘は発疹があります。
この発疹に触れる場合は必ず手袋をし、使用後は直ちに処理しましょう。

また、手洗いうがいなどの基本的な対策も有効とされています。
感染者と接触したら必ず手洗いうがいをしましょう。

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今回の世界的な感染拡大について

今回の世界的な感染は欧米から広がっています。

5/7に英国で1人の感染が報告されました。
それ以降5/26時点で257人、6/15時点で2103人と急速に感染者を増やしています

WHOが感染者約1万人を分析したところ、98.8%は男性で、
とくに18~44歳の男性が77%と患者のほとんどが若い男性であることが分かります。

これはスペインのサウナ(ハッテン場)における男性同士で
性交する性的ネットワークで広がったのが原因とされています。

そのため、日本で蔓延する確率は低いでしょう。

感染者はでていますが、コロナ禍のように生活を一変させるほど
感染者が増える確率は低いのでご安心ください。

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まとめ

今回の記事ではサル痘とはどのような病気か、今回の感染拡大について解説しました。

現在のサル痘はエアロゾルによる感染の確率が低いので
コロナのように感染爆発が起きる確率は低いです。

しかし、対策をしないでいいというわけではありません。

正しい知識を得て、適切な対策をしていきましょう。

  • サル痘とはげっ歯類の動物が保有するウイルスが人に感染する病気
  • 症状は発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭痛、リンパ節腫脹、発疹
  • 感染経路は主に患者との接触、感染動物との接触
  • 日本には治療薬がないので基本対症療法(執筆時点)
  • 感染者の99%が男性、77%が18歳~44歳と若い人に多い

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