統一教会とは?歴史から政治に与える影響力までわかりやすく解説

スポンサーリンク
統一教会とはその他

あなたは統一教会がどのような団体かご存じですか。

統一教会はキリスト教を基にした新興宗教です。

しかし、キリスト教と大きく異なり、現在の日本では政治への影響力も持っています。

この記事では統一教会とはどのような団体かひも解くために、歴史から実態、なぜ政治に影響力を持つのかご紹介します。

日本の有権者として、ぜひ最後までご覧になって統一教会を理解しましょう。

スポンサーリンク

統一教会とは

統一教会とは

統一教会とは、キリスト教を基に作られた新興宗教です。

1954年に韓国で創立され、その後世界中に広まっています。

世界の信者数は約300万人で、日本にも約10万人いると言われています。

また、2015年に名称変更を行い、現在の宗教名は世界平和統一家庭連合です。

統一教会とキリスト教の違い

キリスト教では、人類の祖先はアダムとイヴです。

旧統一教会も人類の祖先はアダムとイヴとなっています。

しかし、イヴはアダムと結ばれる前にサタン(悪魔)と不倫をし、本命はサタンだったとされています。

イヴの本命はサタンだったので、アダムとの子供をサタンの子とし、この世は悪魔の血をひく人間ばかりだというのが、統一教会の教えです。

こういった悪魔の血を引く人間を救うのが旧統一教会とされています。

統一教会の先祖:文鮮明

統一教会の教祖は、文鮮明(ムンソンミョン)という方です。

文鮮明は「悪魔だらけの世界を救う人間は韓国に誕生する」と自ら宣言しました。

そして、韓国に生まれた自分自身を救世主と主張していました。

統一教会の基はキリスト教だが、聖書は重要視されない

統一教会とは

キリスト教徒は聖書の教えを大切にしています。

しかし、統一教会では文鮮明が書いた統一教会の聖典「原理講論」を大切にしています。

原理講論は聖書を分かりやすく解説した書物とされています。

しかし、実際には聖書を拡大解釈、内容と反しているものまで書かれているので、全く別物の書物です。

統一教会の信者は「祝福」を求めている

統一教会の言う祝福とは、文鮮明が信者同士の結婚に対して行う儀式です。

祝福を受けて生まれた子供は悪魔の血を引いていないことになります。

信者同士で結婚を繰り返し、悪魔の血を引いていない子を増やすことを目的としています。

悪魔の血を引いていない家庭で統一されて平和になることがゴールです。

スポンサーリンク

統一教会の実態とは

統一教会がどのような宗教か、どのような歴史や教えなのかご紹介しました。

ここからは、なぜ統一教会がカルト教団と呼ばれるのか実態をご紹介します。

統一教会には合同結婚式という行事がある

統一教会の目的は信者同士で結婚し、子どもを作ることです。

そのため、統一教会には合同結婚式という行事があります。

合同結婚式とは文鮮明が指定した男女が集まり、一斉に結婚する行事です。

文鮮明が一度決めると、どんな結婚相手が来ても絶対に拒否できません。

一般的な方の結婚は、お互いを深く知って恋に落ちてからするものです。

この独自の習慣から、統一教会は奇妙な団体とされていました。

また、日本人女性と結婚できるからと統一教会に加入している外国人も一定数いました。

そのため、結婚後のトラブルが後に絶えません。

統一教会の信者は高額の参加費と献金を支払う

1998年の集会では参加費が1人当たり30万円、献金が140万円が義務付けられていました。

献金額が多すぎるため、信者は養育費が払えない状態となる場合が多いです。

この統一教会に入ると生活が苦しくなる状態から悪い噂が流れるようになりました。

しかし、最近では統一教会の強制力が弱まっているようです。

2012年に文鮮明が亡くなった、結婚の仮定が変化したのが原因です。

統一教会の霊感商法で被害者が発生している

統一教会とは

霊感商法とは霊媒師を装った人が、弱みに付け込んで高額の商品を売りつける方法です。

統一教会では先祖のたたりを売り文句に霊感商法を行っていました。

1980年に統一教会の信者が盛んに行い社会問題となっています。

1987~2021年の被害総額は約1240億円にまで膨れ上がっています。

統一教会の主張は「2009年にコンプライアンスを更新してからトラブルはない」です。

しかし、実際には2021年だけでも約3億円に上っています。

これらが原因で統一教会はカルト教団とされています。

スポンサーリンク

なぜ統一教会は政治に影響力を持つのか

統一教会とは

統一教会は被害者生むカルト教団であるとされているのが分かりました。

ここからは、なぜ統一教会が政治に影響力を持つのかご紹介します。

文鮮明は反共産主義運動に取り組んでいた

戦後の世界では、アメリカを中心とする資本主義と、ソ連を中心とする共産主義が対立していました。

文鮮明は「共産主義こそ国際平和にとって最大の脅威」と考えていました。

そのため、文鮮明は1968年に国際勝共連合を結成します。

国際勝共連合は共産主義の誤りを訴え、有識者を巻き込んで政治運動やセミナーを開きました。

戦後の日本は、アメリカと共に資本主義に向かおうと考えており、国際勝共連合を支持しました。

国内で特に強く支持したのが安倍晋三元首相の祖父、岸信介です。

岸氏は国内で活発化する共産主義運動を抑え込むのに国際勝共連合を使いました。

この流れが続き、現在の自民党の一部と統一教会は繋がっています。

(疑惑)多大な組織票が動いている

前述の通り、統一教会は2015年に世界平和統一家庭連合に名称変更しています。

1987年から現在まで統一教会での被害は発生しているため「正体隠し」と批判が相次ぎました。

宗教団体の名称変更には、文部科学省の許可が必要です。

2015年に、文科大臣である下村議員、文科大臣政務官である山本議員は統一教会との関係が明らかになっています。

下村議員は信者のカタログに掲載され、山本議員は信者集会でスピーチをしています。

また、山本議員はスピーチにて「我々自民党に対して大変大きなお力をいただいています」と発言し、物議を醸しました。

これらから自民党と統一教会の癒着疑惑が発生しています。

まとめ

統一教会とは、統一教会の実態、なぜ政治に影響力を持つのかご紹介しました。

歴史の流れが分かると事象と事象の関係が見えてきます。

正しい判断を行うためにも日々積み重ねを続けましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました